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カーン、私はこれで5回目だ、流行歌・浪曲さては詩吟まで何れ劣らぬ心臓組が虚々の秘術をつくすのど自慢見るも爆笑のトンチンカン物語。
東横映画製作第6作。
雑誌『小説新潮』に掲載された田村泰次郎の短編小説から成瀬巳喜男が、一昨年東宝で発表した「春の目ざめ」の続編として脚色し、久々に演出に当たる。スタッフとして企画の本木莊二郎、撮影の玉井正夫、出演は久我・・・
恋と義理の板挟み、泣かぬ男の長脇差に血の涙が一滴二滴、ご存知吉良の仁吉のやくざの恩愛の恋絵巻に加えて浪曲界の至宝松平国十郎が切々の名調子を全編に流す興味万点の荒神山血笑記を描く東映京都の痛快篇である・・・